どうも。
「Difyってどうやって使えばいいの?チャットボットなんて難しそう…」
そう思っていませんか?
実は、Difyならプログラミングを知らなくても、直感的な操作で高性能なチャットボットを作れるんです。
この記事では、Difyを使ったチャットボットの作り方を、初心者でもわかるように解説します。
一緒に手を動かしていけば、簡単なチャットボットが完成しますからね。
Difyチャットボット作成に必要な準備
Difyを使ってチャットボットを作成するには、いくつかの基本的な準備が必要です。
初心者でも迷わずに進められるよう、必要なステップを整理しておきましょう。
チャットボット作成に必要な素材とは
事前にいくつかの素材を用意しておくことで、スムーズに作業が進みます。
ナレッジデータの準備方法
チャットボットに答えさせたい内容をまとめたPDFやテキストデータを用意します。
これを「ナレッジ」として登録することで、チャットボットがその情報をもとに回答を出せるようになります。
プロンプトの考え方と注意点
チャットボットに指示を出すための「プロンプト」は、できるだけ簡潔かつ具体的に設定しましょう。
たとえば、「Difyの機能を紹介してください」のように、目的を明確にするのがコツです。
ステップ別:Difyでチャットボットを作る手順
ここからは、実際にチャットボットを作成する具体的な手順を見ていきます。
まずは、Difyにアクセスして「チャットボット」→「最初から作成」の順番で進めましょう。

次に、アプリのアイコンと名前、説明を決めます。
※後で変更できます。
今回は、テストとして進めますね。

ここで、先にナレッジを設定しておきましょう。
はてな
ナレッジとは、ユーザーの入力に対してチャットボットが回答する際の「知識」となるパーツです。
ナレッジは、テキストファイルでのインポートや、NotionやWebサイトからの同期ができます。
今回はかなりテキトーですがこんな感じで作っておきました。

では、ナレッジを設定していきましょう。
ページ右上の「ナレッジ」を選択。「テキストファイルからインポート」を選択。

そうしたら作成したテキストファイルを直接ドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
ここまでできたら、「次へ」をクリック。
ナレッジの設定画面になりますが、ここはイジらずに「保存して処理」を押しましょう。

そうしたら、上部のメニューより「スタジオ」を押して、作成中のチャットボットアプリを開いてください。

「コンテキスト」の追加をクリック。

先ほどインポートしたファイル名のナレッジを選択して「追加」します。

次に、LLM設定をしましょう。
LLM設定はページの右上にある箇所をクリックします。

①を選択後②から使用するLLMを選びます。

ポイント
※表示されない場合は、API接続しているLLMがありませんので、API設定をしてから進めてください。
では、「オーケストレーション」にプロンプトを入力していきましょう。
プロンプトと言うと難しく聞こえますが、このチャットボットに何をしてほしいのかを入力すればOKです。
ここでは、下記のように入力しました。
ユーザーに聞かれたことに対し、コンテキストを参照して答えてください
※コンテキストを参照して~と打つことで、ナレッジを参照してくれるようになります。

ここまでできたら、実際にチャットボットを利用してみましょう。
今回は
・営業時間を教えてください。
・東京の店舗を教えてください。
この2つの質問をしてみたいと思います。

出力された答えがこちらです。

いかがでしょうか?
こちらがナレッジの内容です。

テキストファイルに入力しておいた内容を参照して答えてくれているのがわかりますね。
では、最後にこのチャットボットをアプリとして公開していきましょう。
右上の自分のアカウントアイコンをクリックして、「更新」をした後に「アプリを実行」を選択してください。

そうしましたら、アプリが立ち上がります。
そのページのURLを他の人にも共有することで、今回作成したチャットボットをみんなが利用できるということになります。
チャットボットの活用事例3選【ビジネス導入に最適】
Difyで作ったチャットボットは、ビジネスに幅広く活用できます。
ここでは特に効果的な3つの事例を紹介します。
カスタマーサポートでの活用
よくある質問への自動応答や、部署ごとの振り分けなどが可能になります。
これにより、人件費を削減しつつ、顧客満足度を向上させることができます。
社内ヘルプデスクへの応用
社内システムの使い方や手続きに関する問い合わせに対応するボットとしても優秀です。
業務の効率化や社員のストレス軽減につながります。
論文検索サポートでの導入
研究者向けに論文検索を手助けするチャットボットも作成可能です。
大量のデータをナレッジとして登録すれば、高精度の情報検索が実現できます。
まとめ
Difyを使えば、ノーコードで高性能なチャットボットを誰でも作ることができます。
ちなみに、ローカル環境でDifyを利用する場合は、文章の出力量によってお金がかかります。
これは、接続しているLLMによっても異なりますので、価格を調べたうえで安く高性能なLLMを選びましょう。
Difyは機能を使いこなせるようになると、本当にビジネスが効率化されます。
もし、もっと深く学びたいと感じたら、こちらで学ぶとさらにDifyの活用に磨きがかかりますよ。