
エックスサーバーでDifyを構築すると安いらしい…
一体どうやってやるの?
そんなお気持ちかと思います。
ローカル環境で構築するには、PCのスペックや容量が足りないなどの理由で、エックスサーバーでのDify環境の構築に目をつけたのではないでしょうか?
私も同じです。
この記事では、私がDifyの環境をエックスサーバーのVPSプランで構築した手順を解説していきます。
一緒に手を動かすことで、読み終える頃には、あなたもエックスサーバー上にDifyの環境が構築していますよ。
Xserver VPS に Dify を最短で構築する全手順
やりやすい手順に沿って解説していきます。
エックスサーバーに申し込む
まずは、こちらからエックスサーバーにアクセスしましょう。

次に、サイト上部の「VPSを使う」から「Dify」を選択。

「今すぐ始める」ボタンをクリック。

次に、「新規お申し込み」のボタンをクリックします。

必要情報を入力後に利用規約に同意して、「次へ進む」ボタンを押します。

登録したメールアドレスに確認メールが送られてきます。

この認証コードを貼り付けて進みましょう。

入力内容を確認して、電話番号認証に進んでください。
VPSプランに申し込む
ここからは、VPSプランに申し込んでいく流れを解説します。
まず、「VPSのお申し込み」を選択。

サーバー名:好きな文字列
プラン:メモリ:4GB
サーバーの契約期間:お好きな期間


注意ポイント
※Difyを利用する場合は、4GBプラン以上での契約となります。
ですので、一番低価格の4GBを選びましょう。
また、契約期間に関しては、ご自身の状況にあわせて選択しましょう。
1年間などにしてしまうと、まったく使わない場合に多めに払ってしまうことになりますからね。
そうしたら、図のようにタブで「アプリケーション」を選択してください。
人気アプリケーションの中にDifyが見当たらない場合は、「他のアプリケーションを表示する」を押します。

「Dify」を見つけて選択します。

ここで、rootパスワードを設定するのですが、必ずメモっておくことをおすすめします。

rootパスワードを覚えておかないと、コンソールにログインすることができず、アップデートができなくなってしまいます。※もちろん再設定はできます。
次に、SSH Keyの設定です。
・「キーを作成する」にして
・「自動生成」にして
・「名前」に好きな文字を入れる
これでOKです。

その後、お申し込み内容を確認して、秘密鍵をダウンロードし、支払いを完了させれば、エックスサーバーへの申し込みが完了します。

これで、エックスサーバーへの申し込みは完了です。
「トップへ戻る」を押しましょう。
Xserver VPSの設定
ここからは、エックスサーバー内の設定に関して解説していきます。
申し込んだ直後は、サーバーのステータスが「停止中」になっています。
しばらくすると「稼働中」になるので待ちましょう。※わりと長い場合もあるそうです。

設定が完了すると、登録したメールアドレス宛に、エックスサーバーからメールがきます。
その連絡をもって、サーバーが稼働中になっていれば、無事利用開始です。
ドメインの取得
ここでは、Difyを使用するためにドメインを取得していきます。
まず、「ドメイン取得」をクリックします。

好きな文字列を入力して「検索する」をクリック!

利用可能であれば、「取得手続きへ進む」を選択。

ドメインの契約年数を選択し、利用規約と個人情報の取り扱いに同意したら、支払いに進んでください。

支払いが済んだら、「トップへ戻る」をクリック。

トップへ戻った後に、先ほどの「ドメイン取得」の箇所に、ご自身が選んだドメインがあるか確認しましょう。

ここまでで、ドメイン取得は完了です!
DNSの設定
ここでは、DNSの設定手順について解説していきます。
まず先に、IPアドレスを確認してメモしておきましょう。
手順は以下のとおり。
まず、トップページのサーバーにある「選択する」ボタンを押す。

ちょっと下にスクロールして、IPアドレスの右のボタン「クリップボードにコピー」を押す。
ポイント
※メモ帳などにペーストしておきましょう!

そうしたら、左メニューにある「DNS設定」を選択する。

「ドメインの追加」を選択。

以前取得したドメイン名を入力して「確認画面へ進む」をクリック

▶「設定を追加する」をクリック。
▶「選択する」をクリック。
「DNSレコード設定の追加」をクリック。

種別:A
内容:メモ帳に貼っておいたIPアドレスを入力
「確認画面へ進む」をクリック。

▶「設定を追加する」を押してから、DNS設定の画面にて、先程設定したIPアドレスが一覧にあれば完了です!
サーバーのセットアップ
ここからは、サーバーのセットアップの手順を解説します。
まず、トップページに戻り「VPS管理」を選択しましょう。(「選択する」ボタンでOK)

左側のメニューにある「ポケットフィルター設定」を選択。

設定を図のように「OFF」にして「変更」してください。

その後で、「コンソール」をクリックします。

すると、黒い背景の画面が立ち上がります。
login:「root」
Password:「rootパスワード」
※rootパスワードとは、「VPSプランに申し込む」にて設定したものです。

入力すると、次のような画面になります。
root@◯◯◯◯:~#の後に
setup.sh <ドメイン> <メールアドレス>
の形式で入力してください。

Let’s Encryptからの証明書更新情報やニュースをメールで受け取るか聞いているので、受け取りたい場合は「Y」、不必要な場合は「N」を入力します。

すると、また文字が流れていきます。

上記のような感じになれば、セットアップ完了です。
Difyにアクセスをしよう!
ようやく、Difyにアクセスできる工程にたどりつきました。
まずは、Difyにアクセスしましょう。
Googleのブラウザ上部に直接、ご自身が設定した「ドメイン」を入力してください。
https://<指定したドメイン>
です。
管理者アカウントの設定
・メールアドレス
・ユーザー名
・パスワード
これらを入力して、「セットアップ」ボタンを押しましょう。

管理者アカウントを設定したら、ログイン画面に移動します。
また、メールアドレスとパスワードを入力してサインインしましょう!

無事にサインインできたら、Difyのアカウント作成は完了です!
おわりに
いかがでしたか?無事に全工程は完了したでしょうか?
後は、Difyをいじり倒して効率化できるアプリをガンガン開発していくだけですね。
もし、Difyでアプリを作成したいという場合は、こちらで学んでみるのがオススメです。
私も、いろいろと業務効率化できるようになり、大変参考になった教材です。
興味があれば覗いてみてください。
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